BUSINESS事業内容
工場排水のエネルギー利用
EGSB法とは
EGSB法(Expanded Granular Sludge Bed 法)は、排水中の有機物を嫌気性微生物(グラニュール)の働きで水とメタンガスと汚泥等に分離する排水処理法です。エネルギー効果の高い排水処理技術として注目をされています。
特徴
省エネルギー性
微生物への酸素供給が不要なため、好気性処理に比べて電力消費が少なく、ランニングコストを低減できます。
創エネルギー効果
微生物が排水を分解する際に発生するバイオガスを回収し、発電機やボイラーのエネルギーとして利用が可能です。
SDGs・脱炭素化への貢献
工場排水に含まれる有機物をバイオガスに転換するため、好気性処理に比べ、余剰汚泥の発生量が約1/5~1/10まで削減されます。
外部資金の活用
FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)や、SHIFT事業(先導的な脱炭素化取組推進事業)など、設備導入の際は外部資金の活用が可能です。
対象業種
ビール・酒造・清涼飲料水・食品加工・惣菜・乳業・乳製品・ソース・醤油、発酵食品・製糖・甘味料・調味料・菓子・製パン・製餡・水産加工・紙・パルプ・繊維工場など、主に食品・化学分野の業種が対象となります。
特許技術
ネットゼロエネルギー型(完全自立循環型)排水処理システム
従来のEGSB法では、処理性能の不安定さや、エネルギーの回収量不足により設備投資に対しての経済性が見込めないという状況があり、それが普及の障壁となっていました。
しかし、当社は高効率なメタン発酵による発電と、排水と発電機からの余熱の回収により、外部エネルギーを全く必要としない完全自立循環型のシステム(ネットゼロエネルギー型(完全自立循環型)排水処理システム)を成立させ、特許を所得。
安定性・効率性・経済性を飛躍的に高めることが可能になりました。
従来のEGSB法と比較した特徴 |
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ネットゼロエネルギー型(完全自立循環型) |
高いエネルギー回収率 |
高い余熱回収効率 |
グラニュールの維持管理ノウハウ |
投資期間が短い |